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書店員の小出版社ノート

著者:小島清孝


ジャンル:出版論
四六判(タテ188mm×ヨコ128mm) 上製本 302頁
定価:本体2,100円+税
ISBN 978-4-89618-019-4 C0095
1997年7月10日発行
装幀:巌谷純介


書店員として心ひかれた本の出所をたどると、理想に向け魂を燃やし続ける小出版社の姿が見えてくる。神田神保町、東京堂書店で人文書担当として腕をふるった書店員の、熱い小出版社論。

▶︎目次
1 運動として存在する――影書房
2 読者と対話する――径書房
3 現代の科学技術を問う――技術と人間
4 事実によって本質を描く――晩聲社
5 アジアを知る――めこん
6 インディアスを読み解く――現代企画室
7 時代と切り結ぶ――緑風出版
8 戦争を語り継ぐ――グリーンピース出版会
9 地域の活動に根ざす――リベルタ出版
10 生活学を確立する――ドメス出版
〈付〉再販制について考える


▶︎著者プロフィール
小島清孝(こじま きよたか)
1947年、両親の疎開先の山形県に生まれる。東京で幼年期を過ごし、國學院大學第二文学部史学科卒業。1973年、東京堂書店吉祥寺支店に入社。外商部三鷹営業所を経て、82年に神田本店勤務となり、主に人文書を担当。1999年からは外商部に移り、その後、取締役外商部長。入社時に東京堂書店労働組合に加入。出版労連の機関紙のコラムを担当。また、本の流通がかかえる問題点への考察と、再販制度を守る立場からの提言を続けた。2006年没。
著書に『書店員の小出版社巡礼記』(出版メディアパル刊 のち『小出版社の夢と冒険――書店員の小出版社巡礼記』と改題)。