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美津と千鶴子のこんとんとんからり

(対談) (増補新版)

品切れ・重版未定

著者:田中美津・上野千鶴子


ジャンル:フェミニズム
四六判(タテ188mm×ヨコ128mm) ソフトカバー 260頁(写真多数)
定価:本体1,800円+税
ISBN 978-4-89618-030-5 C0036
1987年12月1日 初版発行
2003年5月15日 増補新版発行
装幀:菊地信義
写真:高安和実


1970年代ウーマン・リブ運動の思想を体現する田中美津、80年代フェミニズム第一の理論家、上野千鶴子。ふたりの奔放過激な対談は、時代を超えて今なお読み継がれる。
「これは、詩人と批評家の対話です。」(上野千鶴子)
「違って一緒、一緒で違う、ということはステキなこと。」(田中美津)
ふたりの対話は、共感と対立をはらみ、パワフルに読み手の女を男を、己れのありか探しに誘う。

▶︎目次

女をつなぐ――私のリブ・私のフェミニズム
関係を遊ぶ――怒りと快をもって
私を生きる――かまけて、ふけて
時代を視る――生きてることを愛して

新版の解説に代えて 江原由美子(東京都立大学教授)

▶︎著者プロフィール
田中美津(たなか みつ)
1943ー2024年。東京都に生まれる。1970年代初頭のウーマン・リブ運動の直中を生き、75年の国際婦人年世界会議を機にメキシコに渡り、4年半滞在する。帰国後、東洋鍼灸専門学校を卒業。85年に治療院「れらはるせ」を開設。以後、鍼灸師として活躍した。2024年8月逝去。81歳。
著書に、『いのちの女たちへ――とり乱しウーマン・リブ論』(田端書店、のち、新装版としてパンドラより刊行)、『何処にいようと、リブリアン』(社会評論社)、『かけがえのない、大したことのない私』『明日は生きてないかもしれない……という自由』(インパクト出版会)、『いのちのイメージトレーニング』(筑摩書房)、『自分で治す冷え症』(マガジンハウス)、『この星は、私の星じゃない』(岩波書店)などがある。

上野千鶴子(うえの ちづこ)
1948年、富山県に生まれる。京都大学大学院社会学博士課程終了。東京大学名誉教授。社会学者。認定NPO法人ウィメンズアクションネットワーク(WAN)理事長。http://wan.or.jp/。女性学、ジェンダー研究で時代をリードし続ける。また、近年は、老い、福祉、介護の分野で積極的に提言を続けている。
主な著書に、『近代家族の成立と終焉』(サントリー学芸賞)『家父長制と資本制』『生き延びるための思想』(いずれも岩波書店)、『女ぎらい』(紀伊国屋書店、のち朝日文庫)、『〈おんな〉の思想』(集英社インターナショナル、のち集英社文庫)、『おひとりさまの老後』(法研)、『在宅ひとり死のススメ』(文春新書)などがある。