品切れ・重版未定
著者:西岡直樹(絵と文)
ジャンル:植物/海外紀行
小B6判(タテ174mm×ヨコ112mm) 上製本 532頁(カラー口絵2頁)
定価:本体3,500円+税
ISBN 978-4-89618-029-1 C0095
2002年9月10日発行
装幀:菊地信義
ロングセラーの『インド花綴り』正篇・続篇をまとめて、新たな部分を加えて1冊にしたもの。136のエッセイ一篇ごとに、登場する植物の精緻な絵を中心にした事典ページを設け、ヒンディー語、ベンガル語、サンスクリット語、英語の名前も併記。インドを知る読み物としてはもちろん、植物を知る事典としても持っていたい本。
▶︎目次より
つる草の腕輪 チョウマメ
ラクシュミーの乳房 ベルノキ
花の雨 サラノキ
木の結婚式 インドボダイジュ
絞め殺しの木 バンヤンジュ
つぼみのしずく ムユウジュ
コウモリの大好物 ナガバキダチオウソウカ
春を告げる花 ハナモツヤクノキ
もっとも神聖な植物 カミメボウキ
ベンガルのマンマ メボウキ
ヴィシュヌの体毛 ギョウギシバ
シャクンタラーの唇 ヤサイカラスウリ
血を好むカーリーの花 ブッソウゲ
シヴァ・ラートゥリの花 チョウセンアサガオ
花嫁・花婿の首飾り アコン
毒のある実 キバナノキョウチクトウ
クリシュナゆかりの木 カダムバ
ルクミニーの木 デイコ
春3月は木々の花のにぎわい フイリソシンカ
綿の手榴弾 キワタ
イエロー・シルク・コットン キバナワタモドキ
花を摘む少年 サンユウカ
夜に咲く花 インドヤコウボク
夢を誘う甘い香り シクンシ
花綴り マツリカ
花の酒 イリッペ
テントゥル・ベリヤ村の老木 タマリンド
赤いつばき キンマ
他
▶︎著者プロフィール
西岡直樹(にしおか なおき)
1946年、宮崎県に生まれる。宇都宮大学農学部卒業。1973年から78年まで、インド西ベンガル州のビッショ・バロティー大学、コルカタのジャドブプル大学ベンガル語学科に留学。その間、村々を巡り、民話の収集、植物の観察をする。1989年から西ベンガル州ビルブム県の村に植物染色・織・縫製の工房を西岡由利子と共に設立、以後毎年長期滞在する。
著書に『インド花綴り』『続・インド花綴り』『とっておき
インド花綴り』(木犀社)、『インドの樹、ベンガルの大地』(講談社文庫)、『インド動物ものがたり』『サラソウジュの木の下で――インド植物ものがたり』『花みちくさ』(平凡社)、『サンタルのもりのおおきなき』月刊「こどものとも絵本」2014年11月(福音館書店)などのほか、訳書にサタジット・レイ著『黄金の城塞』『消えた象神』(くもん出版)などがある。